ヘルシンキ町並み2

 駅に着いて以降は、夕食の時間まで自由行動である。夕食といっても、予約が9時で、今4時半過ぎだからタップリ時間がある。とりあえずホテルに帰り、街歩きバージョンに変身し、街に飛び出すことにした。男組は、昨日見事にフラれた、あのテンペリアウッキオ教会にまず行くことにしていた。すぐに外出しよう、ということにしていたので、それなりに変身を済ませ、フロント近くで待った。数分のうちに集合完了。
 今日は天気もいいし、絶好の散策日和となっている。ヘルシンキの街も、もう三日目であり、街がそんなに大きくないことや治安がいいこともあって、すっかりこの街に慣れてきている。
昨日、無念の想いで帰ってきた道を、今日こそはの思いで歩き始めた。天気がいいといろんな景色がよくみえるようだ。モニュメントも青空に映えている。 昨日の帰り道も見た工事現場の横を通ったが、確か昨日まではコンクリートが剥き出しの状態だったのに、今日はもう1階部分の窓パネルが貼り付けてある。早いというのか、簡単に造っているというのか、よくわからないが、我が建築専門家は、「日本では許されん工法だ。」と、呟いている。
 なにかの博物館だったと思うけど、トナカイの玄関モニュメントは、とってもフィンランドらしくていいよねぇ。記念品にどうかと思ったが、ちょっと重そうなので、今度の機会ということにした・・・・・ん?坂道を登りきると、目指す教会だ。

 軽快なフットワークで昨日の恨みの入り口前に到着した。今日は入り口も灯りが点いていて、昨日とは雰囲気も違い、我々を快く招いてくれているようだ。はやる気持ちを幾分抑えながら、中に入って行った。その途端、目に入ってきた礼拝堂の造りに一瞬だが言葉を失った。
トナカイのモニュメントがあるお店の写真
玄関先のトナカイの像
 写真などで予備知識も持っており、その様式等はわかっているつもりだった。しかし現物は、その生半可な知識を吹き飛ばし、見る者全てを平伏させるような圧倒的な存在感を我々に示したのだ。岩壁に囲まれた空間に、360度、あらゆる方向から光が降り注いでくるように設計されており、それが見事なまでに調和している。
 光と岩という単純な自然だけなのに、美しいだけでなく神秘的で、ドーム状の屋根や静寂感といった環境全てによって醸し出された神々しさに圧倒されたのである。
テンペリアウッキオ教会の内部の写真、向こうが正面
テンペリアウッキオ教会
 都合のいいときだけ神頼みをする者も、思わず手を合わせて呟いてしまった。
「なまんだぶ・・・・・」よく考えてみると、昨日我々は、この荘厳なる教会の屋根を土足で闊歩したことになる。罰あたりになるのであろうか、それとも神の加護を間近に受け取れたのであろうか、今後の我々の行動いかんということで、その採決は神に委ねよう。神のみぞ知る・・・
でも、昨日外から見たときは、あの360°張り巡らされた窓が、全然わかんなかったような気がするんやけど、どこにあったんかなぁ?
パイプオルガンの写真
パイプオルガン
 建設されてまだ数十年の新しい教会であるが、二度足を運んでも見る価値は十二分にあった。改めて言うこともないが、大体の情報はバーチャルなものでも得ることができるが、実体験は歴史や文化を同時に感ずることができるようで、やはりいい。こういう事があるから旅や人との交友等いろんな経験は止められないんだよね。もちろんバーチャル情報も大事だという事も当然で、このギャップを理解していれば豊かな人生経験に繋がるんだと勝手に思っているのであった。

さて次は、繁華街から元老院広場にある、あの大聖堂へ、そして港の方へ行くつもりである。地図上では結構距離があるように感じられる。
 約2kmくらいか?トラムもあるのだが、いろんな事を直接肌で感じ取りたい我々は、もちろん歩いていくことにした。駅に近づくにつれ、人通りが多くなってくる。ストックマンデパートのあたりが一番の繁華街で、有名な鍛冶屋の像が、その力強さを誇示している。このあたりにくると、団体行動に限界が来た事もあるだろうが、いろんな商店が軒を並べているし、見る物なにを取っても、全てから強烈な刺激が放たれているから、メンバーにも自分本来の趣味や興味の意識が戻ってきたようで、自分中心の行動を取り戻したいからと、夕食の場所や時間も決まっているし、そこに集合すればいいと、各自自由行動とあいなった。 繁華街の写真
繁華街のようす
しかしそうは言っても、今からこの周辺の散策であるから、行くところも共通する者もいるわけで、結果としてほとんどの者が、また同道して行くこととなってしまった。
ヘルシンキも3日目で、街には慣れてきているが、よく考えるとこんなにゆっくり街のあちこちをみて歩くのは初めてだ。
異国情緒を感じるといった特別意識は薄いが、確かに日本には無い景色であり、いろんな意味で興味深い。ここらで、ヘルシンキの街の地図で我々の散策行程を見てみよう。
ストックマンデパート前の鍛冶屋の像の写真
ストックマンデパート前の像
 我々のホテルはヘルシンキ駅のすぐ左横(25)であり、今日は左(西)方向にあるテンペリアウッキオ教会まで行き、現在は、①辺りを経由して⑦付近にある鍛冶屋の像の前におり、これから港付近にあるマーケット広場周辺を経由して、その少し北にあるヘルシンキ大聖堂のある元老院広場を目指して行こうとしているのである。⑦からマーケット広場にかけては有名店が数多く並んでおり、そのウィンドウを眺めながらお土産の算段をしたり、港付近の風景はゆっくりと楽しんだりとの街中散策であった。もうそろそろ、元老院広場である。
ここは、朝もトラムから見たが、日本でも見るべき観光スポットとしてチェックしてあったところだ。
市内案内地図の写真
市内案内地図
 ビルの密集から解き放たれたような空間(広場)が突如として現れ、階段で小高くなった所に、白亜の聖堂が鎮座しているのである。その風景が街歩きをしていて初めて目に飛びこんで来たのならその感激は驚愕にも値したかもしれないが、トラムからとはいえ、朝に一度見ているので、その点においてだけ感激は半減したようだ。でも、実物を間近で見ると、新たな感動も生まれてくる。
広場から仰ぎ見る容姿、階段を登りながら段々と迫ってくる容姿、いずれも圧倒的な存在感がある。
大聖堂の写真
大聖堂前
 大聖堂というには少し小振りのような気もするが、周りには何も隣接していないことやその色調からも、まさに威風堂々と、その優美さを誇示しているようである。登りきって見渡すロケーションも素晴らしい。周りを取り囲むようにしてあるビル群は、高さが大体同じようで、この大聖堂を守るためにある城壁のようにも見える。
しばし遠望を楽しんだ後、当然次の流れとして、この大聖堂の中を拝観しようということになり、その入口に向かった。ドアは普通に開けることができ、中には思ったより多くの人が見える。嬉しいことに入場無料であり、早速入ろうとドアを開けた。
大聖堂の上からみわたした写真
大聖堂の上からの風景
 その時である。内側に待機していた人が、我々の入場を拒んだのである。一瞬昨夜のビール購入事件が頭をよぎったが、大人として冷静に対処すべく辺りを観察しながら、彼が言おうとしている事を解釈した。どうも今から何かイベントがあるようなのだ。こんな夕方から何のイベントかわからないが、いたしかたない。潔さを旨とする我々はあっさりと退散することにした。

しかし・・・・・・・・・・
これは夕食時に判明したことであるが、何とこのイベントに潜入していたメンバーがいたのだ!さすがNATと言うしかないが、その模様を彼女に語ってもらった。
それによると・・・(ヘルシンキ大聖堂 進入編)
『フリータイムを一時も無駄にしたくないとばかりに、ヘルシンキの街中を歩き回り、最後に疲れてたどり着いたのがヘルシンキ大聖堂。一歩中に入ると真正面には「十字架から下ろされるイエス」の絵が!!祭壇真正面いっぱいに描かれたこの絵、磔にされたイエスを抱きかかえ悲しむ信者の悲しみがひしひしを伝わってきた。
大聖堂の内部の写真 上部の手摺
大聖堂内
イエスの埋葬という絵の写真
イエスの埋葬の絵
(あとで調べてわかったが聖壇画はサンクトペ テルブルク出身のネッフ教授によって描かれた「イエスの埋葬」という名画だそう。)
 礼拝堂の中央がドーム型になっていて、四方に4人の聖者の立像、天井からの巨大シャンデリアがそれは見事だった。背部の天井に届かんばかりの巨大パイプオルガン~~一体どんな音色を奏でてくれるのだろう? 誰一人見学者も参拝者もいない静寂の中でずっと飽くことなく見続けていた。 ところが~~突然雰囲気が一変。 ギターやサックスを持った若い男女グループが祭壇に登り、チューニングを始めた。
賛美歌隊の写真
賛美歌隊
 私はものめずらしさも手伝って礼拝席の最前列に座り込み彼らに見いってしまった。 いつの間にか礼拝席は満席になっていた。 そのうちシ~~ンと静まり返る。荘厳なパイプオルガン演奏に合せて大きな蝋燭を持ち天使の衣装?!をまとった少女隊と神父が祭壇を目指して入場。 神父の聖書の朗読、説教?! そして賛美歌の合唱。 なんとパイプオルガンと先の若者達のバンドのジョイント。コーラス隊がマイクの前で賛美歌を歌い、礼拝に集う人々も一緒に歌っている。そのうち大勢の礼拝者が一番最前席中央に一人いた私の横の通路に長々と並び祭壇に静々と進む。 何が始まるのか興味津々の私はなんと列に混じり並び祭壇に。 祭壇の前には、イエスの壁画を包み込むように赤のじゅうたんを敷いたアーチ型の礼拝台。そこに信者が両手を差し出しひざまずいて神父(司祭)を待っている。 隣人のそれに自分も倣った。一人一人の前に神父が立ち、祈りのような言葉を捧げ、信者の手の平になにかをおいている。信者はそれを口に入れている。神父のあとからお付の女の子が信者に銀の聖杯を渡し何かを注いでいる。 「一体何が配られているのだろう?!?」ついにどきどきしながら待っていた私の番になる。神父が優しく言葉をかけて下さり円形のものを置いてくれた。「護符かしら?」と思ったら十字架のイエス像が型押しされた薄い煎餅のようなもの。杯には赤ワイン。煎餅はうす甘く口の中でサッと溶け、赤ワインは思わずお代わりしたいほど美味しかった。

約一時間にわたる礼拝は終わった。大聖堂を出ると夕焼けが綺麗だった。

さて、この不思議な体験をあとで皆に話すと「きっと洗礼を受けた人だけ並んでいたんじゃなぁい?」との返事。にわかキリスト教徒になってしまったヘルシンキ大聖堂での礼拝に遭遇?!できたこと、ほんとうに貴重な経験だった。 』 とのことである。
神父さんが祭壇に向かっている写真
神父さんが祭壇へ
バンドの写真
バンドの写真
 残念ながらこのイベントに参加できなかった我々は、また街の雑踏を歩いていた。時間はまだ7時前なのに、結構多くの店舗がもう営業を終了している。
 それでもEUの旗を誇らしげに掲げた通りなど、街の様子を見るのは飽きないのだが、考えてみれば結構歩きっぱなしである。
そこで、いままでの研修のまとめ方や今後の予定の事もあるし、コーヒーでも飲みながら話でもしようということになった。近くを探すと、なんと名門菓子舗の“Fazer”があるではないか。早速お邪魔してみた。店内は、女性陣が見ると狂喜乱舞しそうなおいしそうなケーキがズラリと並んでいる。
時間はもう7時になろうとしているし、少々小腹の空いてきた我々も、その甘い誘惑には勝てず、気がついたときには、指差しオーダーしていた。
EUの旗が並び町並みの写真
EUの旗が並び町並み
コーヒーショップでくつろいでいる写真
コーヒショップで休憩
 店内の席で報告書の担当決めや、現時点の会計状況などの打ち合わせはもちろん、この地で触れた色々な歴史や文化について談笑した。いつも結構話しているのだが、それでもネタはつきないというか、同じ光景を見ても人により捉え方が多少違うので、結構議論できるのである。 また新たな経験が加われば昨日までの事がまた蒸し返されたりするから、結局は永遠に続く事になるのであろう。 今晩も夕食時が楽しみである。もちろん今は、食べているケーキの品評も忘れない。
 というよりお互いの頼んだ物をフォークで一削りずつ食べあって、『こっちの方がおいしい。』とか『俺には甘すぎる。』とか主観を述べているだけかもしれないが・・・。

 夕食まではまだ少し間がある。もう今から行く観光スポットもないので、今度こそ全員各自の自由時間となった。書店やデパート、各自好きなところへ分散した。

 午後9時、全員がレストランLappiに無事集合した。しかし、ここまで来るのに随分と散歩されてきた方もいるようだ。通常、飲食店では店の前をイルミネーションやネオンなどで飾り立てているもので、そういう物が見当たらず、一度通ったんだけど、そのまま通過してしまい、路地を変えたりして、遠回りしてしまったのだ、と言ういい訳ともボヤキともつかぬその方の言葉が虚しく路地に響いていた。ま、危ないところであったが、結果オーライということである。

夕食はラップランド料理

 先に着いた人は、もう店に入っているようで、早速少々遅かった人も入店した。しかし雰囲気が何か変だ。店の中は、テーブルが2卓程と椅子が10数人分あり、我々のほかにも人がいるのだが、料理など食べている人はいなくて、ただジョッキに注がれたビールを飲んでいるだけなのだ。『ここが、有名な料理店?』当然そんな気がしてきたが、何のことは無い、待合スペースなんだそうだ。そういわれると、『さすがに有名料理店!待合スペースもゆったりしていて、退屈しないように飲み物を飲めるようにしてあるんだ!』と、評価も変わる。 店内の待合スペースの写真
店内の待合スペース
 予約時間が過ぎたが、まだ席が空かないようだ。そうなれば仕方ない、あんまり飲みたいわけではない(ウソこけ!)がビールでも飲んで待っていることにしよう。先程、人より余計に散歩したせいか、悔しいけれど、うまい!このままでは、二杯目を注文してしまうぞ、と思っていたが、タイミングよく席の準備ができたと告げられた。
 案内されて店の奥に進む。通路脇には、北極圏に近いラップランド地方を思わせるオーロラの写真やトナカイの角などの関連グッズが飾られている。内装は、全体的に木材がふんだんに使われていて、山小屋風、いや多分ラップランド地方の典型的な造りなのであろう、いい雰囲気だ。照明も薄暗く、冬の夜を表しているのだろうか、北斗七星がデザインされている。ひとしきり店内の様子に見入り、落ち着いた頃に、店員がメニューを持ってオーダーを取りに来た。例によって、まずは飲み物である。待合で、とりあえずビールは飲んでいるのだが、一部のメンバーを除き、もちろんそんなものでは納まらない。 お土産品の陳列してある写真 オーロラの写真が見える
お土産品陳列
木のテーブルの写真
木のテーブル
天井には北斗七星をあしらった照明の写真
北斗七星をあしらったライト
 ま、まずワインやちゃね。ビールを飲み足りない人もいるようだ。さらにフィンランド名物とばかりに、フィンランディアウオッカも。いいですねぇ。飲み物は決まった。次は料理だが、当然ラップランド地方の名物料理を、あれもこれもと注文した。店員の方の説明やお薦めなどもあり、鮭やトナカイ系が含まれているのだが、その他のオーダーの詳しくは、何が何かわかってのものではない。いつもの如く、来てからのお楽しみ~というやつである。お昼からこの時間まで、何も食べていないメンバーもいて、オーダーするときの眼つきがまるで別人のような御仁もいたが、どんな料理が来るか、想像するのも楽しいものである。 丸太をくり貫いた照明器具の写真
丸太を利用した照明
 料理のオーダーに結構時間を使ったのであろうか、飲み物が運ばれて来るまで退屈を覚える事も無かった。あ、そうか!待合からのビールを持ちこんでいるからだ!でもそれはそれとして、何はともあれ、今日の成果に
「Kippis!!」
いや~~、待合とはやはり気分が違う。うまい!(どこで飲んでもうまいんですけどね。)
この後の談笑中に、大聖堂の一件が話しの俎上に上がったのであるが、「どこから見ても仏教徒に見える彼女が紛れ込んでいたので、神父様や参加者もびっくりしただろうねぇ。」「あんた以外、全員顔見知りの会だったりして、みんなで誰が連れてきたのか探りあってたりしてね。」「知らんうちに洗礼受けてたんじゃないの?でも洗礼名はキッピス以外考えられんけどね」などと、早速酒の肴になっていた。
そんな中、メインのディッシュが運ばれてきた。チョット紹介してみよう。
トナカイの肉の燻製とチーズの盛り合わせ
トナカイの脊髄部分の焼肉
(白く見えるのが脊髄部分)

肉と魚(なんのだったかなぁ?)

きのこソースがけ
マッシュドポテト
 この他にも、いくつかの料理があった(はず・・・?)。いずれもラップランド地方の料理ということで、確かに日本とは違う味付けであるが、トナカイの肉などはそんなに癖も無く、牛肉といってもわからないかもしれない。とにかくみんな、全てを食べなきゃ気がすまないようで、あの皿まだこっちに来てない、とか、あの人あんなにたくさん取った、といった鋭い視線がテーブル上を飛び交っていた。
そして勿論、話しも尽きない。ラップランドといえば、やはりオーロラだ。

 
なんでも2011年に太陽の黒点活動のピークを迎え、そのためにオーロラが発生しやすい状況になるので、是非その年にもう一度この地に来て、オーロラを見に来るぞ!と、時ならぬ総決起集会の様相にもなってきた。また、ラップランドといえば忘れてはならないのが、サンタクロースである。夢のある話になるはずであったが、ここで大事な事に気がついてしまった。
そう、そのサンタさんの大事なパートナーであるトナカイの肉を食っちまったのである。ということは、今年のクリスマス、子供たちにプレゼントが届かないってことか!?
こりゃ、大変だ!先に謝っとこ~~!
 『世界の子供の皆さん、すいませ~~ん、いま、私たちがトナカイさんの肉を食べちゃったので、今年のクリスマス、皆さんにプレゼントが届かないかも知れませ~~ん、ホントにごめんなさ~~い。』でも待てよ、この店は去年もやっているはずだ。去年、プレゼントが届かなかったという話は聞いてないぞ。ま、いいか!万が一って事もあるし・・・・ハハハ。
どこまでも善人の集まりであった。

この楽しい雰囲気の中、時間だけは忘れずに進んでいっている。
気がつけば、もう今日も後僅かになっており、長い一日になったことになる。
明日は、研修の中休みになっているとはいえ、早くホテルに帰って寝よ~~っと。
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