フィンランドの景色、車からの風景 バンターからバークシュ
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| バンター国際空港に降り立ち、いよいよフィンランドの地にその第一歩を記した。 |
バンター国際空港は、一国の首都の空港としては閑散としているが、ヘルシンキの人口が金沢くらいの約50万人という事を考えれば、出発地の関西国際空港と比較するのも酷である。(小松空港よりは十分大きいので念のため)
窓口が少ないためなのか、入国手続きに思ったより時間がかかったけれども、無事全員入国完了。先に手続きが完了した人がメンバーの荷物を既にゲットしておいてくれていたので、取り忘れがないかだけをしっかり確認し、ワゴンに載せて到着ロビーへ向かった。ロビーでは、出迎えの人が数十人、お目当ての人の名前を大書した紙を掲げている。 |

バンター国際空港手荷物受取場 |
| 我々を歓迎する人もいないかと思ったが、残念ながらいなかった。(当たり前!?) |
IT先進国(の筈)にしては、ショーウィンドウに誇らしげ(?)に飾られているのはNOKIA社の携帯電話くらいで、空港内もホットスポット化されているわけでもなさそうだ。「その辺りのことは、玄関口だけではわからない。」と、少しではあるが不安も感じつつ、今から始まる様々な体験や研修での『フィンランド』を楽しみにした。
本日の我がグループの金庫番とその他個人的に必要な人が当座の分の両替を空港内で済まし(本日のレートは、1ユーロ=130円)、予定通りバークシュに向けてのジャンボタクシーを捜しに外に出た。 |

ショーウィンドウ ノキアの携帯 |

空港出口 |
時間は午後4時(日本時間午後10時)。 さすがに日本からみると空気がひんやりと感じられる。 日本で調べた天気予報では、あまりいい天気とは言っていなかったが、すこぶる快晴である。改めて普段の行いのよさを再確認した。
外に出ると、まだまだ日は高いのだが、陽射しがやけに眩しく感じられた。フィンランドは日本に比べ人口が少なく、工業生産も多くないし(人口、日本の1/20)、また緯度の高いところは空気が澄んでいるのかな?等と勝手に考えたが、時差ぼけのせいもあるのかもしれない。
そんな陽射しの中にもかかわらず、車は全てヘッドランプを点灯させて走っていた。初めは奇異に感じたが、カナダなんかも含め北欧では、冬が長く、そういう地域ではエンジンをかけると自動的に点灯し、切ることができない、そんな自動車仕様になっているそうである。
日本では空港から出るとタクシーやバス、出迎えの車などで結構ごった返しているが、人通りも交通量もそんなに多くない。やはりキーワードは“1/20”なのであろう。
見通しがよく、ジャンボタクシーもすぐに見つかったが、交渉すべき人がいない。 空港内に受付があるのじゃないかと何人かに行ってもらった、やはりそうだったらしく、運転手と思しき人を同伴して帰ってきてくれた。 タクシーは9人乗りワゴン車。荷物も後部にたっぷり7人分積めるし、座席もちょうどいいスペースだが、後部の座席は対座式になっている。6人が顔をあわせながら行けるが、進行方向に背を向けるのは苦手なものもいる。
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空港前の照明 |
| 見知らぬ土地へくると、見る物すべてが珍しく、どうしても運転手横の助手席に座り、その風景を楽しみたい者もいる。ましてや外国のタクシー、装着メカや運転手の使用している機材にまで興味が及んだ。 |
運転手と会社の連絡は、無線ではなく、なんと携帯電話を使用していた。日本では運転中の携帯使用を認めていないが、道路事情の違いもあるのであろう。 車は、空港を出ておそらく都市間を結ぶ高速道路に入っていった。高速道路といってもアメリカ的にいえばフリーウェイということになるだろうか。もちろん料金は無料である。しかし、やはりというか交通量はそんなに多くない。 この道路は、フリーウェイと言ったが、一般道路との接続はインターチェンジ形式ではなく、普通の十字路状の交差点で、当然車が合流してくることもある。それなのに信号がない。こんな街中なのに! こういうのを見ると、やはり道路事情が違うと思わざるを得ない。
タクシーのスピードは、当然のように100〜120kmである。ほんの2,3分も走ると、まさに車窓に見えるのは沃野と森林のみとなった。その木の陰から、チラッと湖らしきものも見える。さらに特徴的な事と言えば、“山”、というより小高いところがほとんどないのである。そのために地平線は山の稜線ではなく、森の木の天辺がそれに当たる事になる。でもこれじゃ地平線ではなく、木平線か?時々大きな岩盤がその岩肌をむき出しにして道路脇にみえる。そういう地質のようだ。
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ジャンボタクシー

連絡は携帯電話機能を使う |

こんな風景が続く

掲示板で道の確認

ホテルタルッカに到着 |
たまに工場らしきものや人家が見えるが、基本的に人工物は、目の前に続く道路だけである。 初めは、『さすがに森と湖の国やねぇ。』といった言葉とともに時差ぼけを癒す景色と堪能していたが、同じ光景が20分も続くと単に田舎の風景としか写らないようなった。 そうそうフィンランドらしいといえば、道路標識で菱形の黄色地にトナカイの絵が描いてあるのがあった。トナカイ注意!の意味だと運転手が教えてくれた。
話を聞いただけで、
「やっぱ、フィンランドや!」
という気持ちになったが、残念ながら、このあたりに出没する事はほとんどなく、もっと北の地方になるそうだ。
途中、「こんなに遠くまで来るのははじめてだ。」と言うタクシーの運転手が道路脇にあった道路沿線地図を見て、行き先を確認するために車を止めたときに、ほんのつかの間の背伸びタイムをLAHTI(ラハティ)郊外で1回とった。
すごく細かい案内板で、私たちも付近の地形や位置関係がよくわかった。
目的地は道路の両側に大きな湖がある所らしい。いや道路の両側に湖というよりむしろ、一つの湖を分断するように架かる橋の途中にあるといったほうがいいかもしれない。
そうこうしてバンター国際空港から風景のそう変わらない約80kmの道程を約1時間半かけて、今日明日二日間の宿、バークシュのHotelli Tallukkaに到着した。
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